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傭兵と小説家 by 南海 遊, TAKOLEGS (傭兵と小説家, #1)
――正暦(せいれき)1873年の春、俺は小説家と旅をした。
大陸横断鉄道が完成し、蒸気機関の煙が街を覆う高度成長の時代――教会が絶対的な権勢を誇るユナリア合衆教皇国では、傭兵稼業は時代遅れの仕事になりつつあった。教皇庁により勤め先を潰された一人の傭兵・ソードのもとに、国民的人気を博す小説家・バーダロンから依頼が舞い込む。それは地図に載らない魔の山にあるとされる「伝説の街」への旅路の護衛だった。互いを罵り合いつつも、徐々に絆を深めていく二人の旅は、やがて国家と教会を巻き込む謀略へと巻き込まれていく……
これは鉄の剣と、タイプライターの物語。
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傭兵と小説家 2 The Doll Across The Horizon by 南海 遊, TAKOLEGS (傭兵と小説家, #2)
王道かつ骨太の心躍る冒険譚、再び!!
正暦1873年の初夏、私は傭兵と小説家と旅をした。
国民的人気を博す小説家・バーダロンと時代遅れの傭兵・ソードは、大陸横断鉄道に乗車して西海岸へ向けて旅に出た。列車内でユナリア合衆教皇国一の大富豪であるジョナサンと発明家のニコラスと出会い、話に花を咲かせる最中、一同のもとに一人の少女が現れる。
「ーー私を、ロアの『人形図書館』まで、送り届けてください」
何者かから狙われている少女・イヴの護衛依頼を引き受けることにしたバーダたちは、時間を共にするにつれイヴとの絆を深めていく。しかし少女の内包する『秘密』は、安穏な旅路を波乱の冒険へと変えていく……
これは鉄の剣とタイプライター、そして金輪の物語。
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せつラボ 〜圏論の基本〜 by aiya000, 碧はっさく (せつラボ, #1)
女の子たちのゆるふわ、スタディノベル☆
「数学……難しそう」「数学やりたいんだけど、手が出ない……」 そんな人におすすめ。ゆっくり読めます。
某LINE風の会話形式で、見やすく物語が展開! 数学的な事前知識を全く仮定せず、最初から数学を学んでいくことができます。
- 数学って……?
- 圏論? 集合? Haskell??
- どんなところが楽しいの?
数学への初めての入門を、手引きします。
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アンレス・テルミナリア by 近江谷宥, 水鏡まみず, みるくぱんだ, and 2 others
深い深い森の奥。 外の世界から隔離されたように……あるいは潜むようにして、杜ノ宮学園は佇んでいた。 この世界に生きる多くの人々は別の呼び方で、その学園を認識している。
サナトリウム、と。
この学園には世界中から少年、少女が集められてくる。 日常生活を送ることも困難な異能……歪な『ギフト』をその身に宿した者の、最後の拠り所として。 学園を運営する『ギフト』研究組織、『ユズリハ機関』に大切に守られながら。
なぜなら、彼らのその力は天にいる御方が与えた祝福であり恵みなのだから。 神がもたらした奇跡を恐れることなどは決して許されない。 それは神の意志の否定、神が作ったこの世界の否定になるのだから。
主人公の少年、小早川祈も『ギフト』の発現によってこの杜ノ宮学園に招かれた一人。 彼に発現した特徴とは、 『自らが決めたひとつのことを除いて、新しい記憶を持ち越せない』 という奇怪なものだった。
「キミは全てを忘れるわけではない。たったひとつのことは覚えておける」 「そのたったひとつを見つけることが、唯一、キミがこの学園で成し遂げるべきことなのだろうとボクは想像するね」 と誰からもらった言葉だったか、それだけが唯一の道しるべ。
悩みながら、生涯の『枷』……孤独を胸に隠しながら、閉じた学園で静かな日々を送る主人公。 そんな彼の前に現れた一人の編入生、御厨恋。 彼女は「何も諦めたくない。この場所で青春の喜びを経験したい」と笑う。 …
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ひとりぼっちのソユーズ 上 by 七瀬 夏扉 (ひとりぼっちのソユーズ, #1)
「僕」は幼い頃に秘密の図書館みたいな部屋でユーリヤという女の子と出会う。 彼女が僕を「スプートニク」と呼んだ日から、 僕は彼女の衛星になり、まるで双子のように一緒に過ごす。 ユーリヤの夢は宇宙飛行士として月に行くこと。 月を目指していたのは、争いや国境のない世界に憧れていたからだ。 やがてスプートニクも、宇宙飛行士になって 二人で月に立つことを夢見るようになった。 だが、中学生になると、二人の心は離れてしまい、 国境線に背を向けるように別々に歩き出した。 そして、高校受験を控えた満月の夜―― 二人の心はまた通じあった。 この日から、スプートニクの長い旅がはじまる。 月までの距離384,400キロメートルを遥かに超えてユーリヤと再会するという旅が。 スプートニクは宇宙飛行士を目指してひたすらに走り続けた。 二人は何度も離れ離れになり、何度も再会した。 種子島で、星の街で、インドネシアの島で、月面で、そして――。
スプートニクにはもう一人、特別な女の子がいた。 月で生まれた最初の人類「ルナリアン」――ソーネチカ。 彼は、ソーネチカの誕生を見届けるために月に上がった。 二度目の月に。そう、彼は幼いころの夢を叶えていた。 …
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ひとりぼっちのソユーズ 下 by 七瀬 夏扉 (ひとりぼっちのソユーズ, #2)
ソーネチカとも心が離れてしまったスプートニクは地球に降りる。 だが、彼女に再び会うために、また月を目指す決意をする。 二人は離れ離れになりながらも、月に、地球に、思いを馳せた。 そしてスプートニクが再び月に上がると、そこに待っていたのは 思い描いていたものとは違っていた。
月は発展し続け、やがて人類の生活の場になった。 ある日スプートニクは月面に宇宙望遠鏡を設置し、 遠くの宇宙に未知のブラックホールを発見する。 そのブラックホールからは有意な信号が発せられており、 それは人類へのメッセージだった。 そのメッセージの内容を解析して、スプートニクはある決意をする。
スプートニクはユーリヤと何度も切ない別れと再会を繰り返す旅をした。 それは384,400キロメートルを遥かに超える壮大な航海で、 この宇宙を翔るオデッセイともいうべき旅だった。
二人は何度も離れ離れになった――再び巡り会うために。 時間と空間を超えて再会を果たし、そして再び別れる。 一瞬であり同時に永遠でもある恋人と、また再会を果たすために。
月と地球、そして遥かに時空を超えて到達した宇宙の果てで繰り返される、 永遠の恋人との切ない別れと再会。 宇宙の果てにたどり着いたスプートニクが見たものは・・・。
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ユズリハの詩 -異能力組織犯罪対策部 特殊機動隊 第二課- by 燈緋色花音, 夜明瑠璃, 志方孝志, and 6 others
――人類が二度目の世界大戦を経験した頃からか、世界各地で、超常的な力や異形の容姿をもつ人間たちが確認されるようになり、やがて、その力や特徴は『異能力』と呼ばれ、『異能力』を持つ者は『異能保持者』と呼ばれるようになっていった。
人類は当初『異能保持者』達に同情的だったものの、その数が増えるにつれ、やがては彼らの力を恐れ、疎み、排斥する動きが生まれ、「異能保持者」達もまた、ある者は自分たちの身を守る為、ある者は自らの力を誇示する為、異能力を用いて人類と争うようになり、こうした悪循環から、各地で暴動や犯罪が横行し、世界的な両者の対立が急速に深まっていった。
世界規模の人類と異能保持者の対立は、ある時から堰を切ったように世界各地で争乱が勃発する。
日本もまた例外ではなく、人類と「異能保持者」と間に争いが勃発し、政府機能の一時消失や、自衛軍将校によるクーデター未遂など動乱の時代を迎えることになった。
混迷する国内情勢に対し、日本政府は新たな治安維持機構として、人類と「異能保持者」の双方が所属する特殊機動隊を創設する。
新たに創設された特殊機動隊第二課司令として配属された榊弥綜人(かしわびあやと)は、隊員たちとともに治安維持に努める。
特殊機動隊の創設から数年後、隊員達の活躍により犯罪率は低下し、国内の治安は小康状態を保っていた。
つかの間の平穏を取り戻した日本で、日々、異能力犯罪の取り締まりに努める特殊機動隊に所属する隊員たち。
だが、ある事件を境に、異能保持者による組織犯罪が増加、それと比例して、人々の不安や政府を非難する声が急速に高まっていった。
それぞれ疑念を覚えながらも、事件の処理にあたる特殊機動隊の面々。
やがて彼らは国中を巻き込んだ大きな陰謀へと飲み込まれていくのだった……。
再び勃発した人類と異能保持者との争い、武力鎮圧に動く軍、そして争いを抑える為に出動する主人公たち特殊機動隊。
各勢力が入り乱れる危機的状況の中、それぞれの正義と苦悩が交錯する先に見えるものとは……。
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魔法科高校の劣等生 1 by 佐島 勤 (魔法科高校の劣等生, #1)
劣等生の兄と、優等生の妹。魔法科高校での波乱の日々が始まる。
魔法。それ伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となってから一世紀が経とうとしていた。そして、春。今年も新入生の季節が訪れた。 国立魔法大学付属第一高校――通称『魔法科高校』は、成績が優秀な「一科生」と、その一科生の補欠「二科生」で構成され、彼らはそれぞれ「花冠(ブルーム)」、「雑草(ウィード)」と呼ばれていた。 そんな魔法科高校に、一組の血の繋がった兄妹が入学する。兄は、ある欠陥を抱える劣等生(ウィード)。妹は、全てが完全無欠な優等生(ブルーム)。 どこか達観したような面持ちを見せる劣等生の兄と、彼に肉親以上の想いを寄せる優等生の妹。二人がこのエリート校の門をくぐったときから、平穏だった学びの園で、波乱の日々が幕開いた。
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魔法科高校の劣等生 2 by 佐島 勤 (魔法科高校の劣等生, #2)
達也が風紀委員となったその陰で、謎の組織が魔法科高校に侵入し――。
どこか達観したような面持ちを見せる劣等生の兄と、彼に肉親以上の想いを抱える優等生の妹。一組の血の繋がった兄妹が、魔法科高校へ入学した。 成績優秀、才色兼備な妹・深雪が、主席入学生の慣例として魔法科高校の生徒会にスカウトされた。 そして兄・達也も、とあるトラブルを払いのけた事件をきっかけに、違反行為を取り締まる風紀委員にスカウトされる。 劣等生(ウィード)にもかかわらず、風紀委員メンバーとなった達也。その活動中に、この学校を人知れず侵食する、謎の組織の存在を感じ取る。
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魔法科高校の劣等生 3 by 佐島 勤 (魔法科高校の劣等生, #3)
達也が調整したCADを手に、第一高校生徒による圧勝劇の幕が開く――!
『九校戦』。そこでは毎年、全国から魔法科高校生たちが集い、熾烈な魔法勝負を繰り広げていた。 七月中旬。第一高校でも、将来の魔法師候補たちによる優れた選手団が組織されていた。遠征メンバーには、新人戦に参加する司波深雪と、その兄・達也の姿もあった。 競技に向け決意を新たにする深雪だが、一方で達也の表情は晴れず……。 『九校戦』で勝利を掴むためには、選手の運動能力の他に、もう一つ重要なファクターがある。それは、選手たちが持つCAD《術式補助演算機》の調整。 ――魔法の苦手な司波達也が、魔法の代わりに得意とする分野。達也によって調整されたCADを手に、第一高校生徒による華麗なる圧勝劇、その幕が開く。
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魔法科高校の劣等生 4 by 佐島 勤 (魔法科高校の劣等生, #4)
白熱の魔法合戦『九校戦』の行方は!?
九校戦中盤の目玉、新人戦。一年生のみで繰り広げられるこの競技は、第一高校の主席生徒・司波深雪の可憐かつ優雅な勝利を披露するステージでもあった。 兄である達也も、参加選手たちが使用するCAD《術式補助演算機》の技師としてチームに参加、妹の活躍する姿に頬を緩ませていた。 劣等生であるはずの達也が調整したCADによって、第一高校生徒の華麗なる圧勝劇が演じられる中、とあるアクシデントによって彼自身も九校戦の選手として参加する羽目になる。 魔法による直接戦闘競技『モノリス・コード』に出場することになった達也。対戦相手は、『クリムゾン・プリンス』と呼ばれる第三高校一年生のエース・一条将輝だった。