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サメと生きる七日間 by 三河ごーすと, エノモトタケシ, かざみもよう, and 8 others
とある夜、深海恭平はふと気づくと見知らぬ浜辺に倒れていた。 周囲を見渡せば、そこは見たこともない植物の群生、広々とした海、砂浜…… 何よりも、自分が何故ここにいるのか思い出せない。
混乱に溺れる中、頭に妙な違和感を覚えておそるおそる目を向けてみると、 どこかサメっぽい見た目をした全裸の女の子が頭をガシガシ噛んでいた。
咄嗟のことに驚き、逃げ惑う恭平。 逃げた先で、夜中にもかかわらず水着を着た女の子に会ったかと思えば、 なぜか嬉しそうに抱き付いてきたりともはやわからないことだらけ。
抱き付いてきた女の子の名は保城麗水。 恭平の幼馴染みだと主張する彼女の話に耳を傾けていると、 先ほどのサメっぽい見た目の女の子が追いついてきてしまう。
そして彼女は、おもむろに恭平を指さし―― よりにもよって、幼馴染みだという麗水の前で、衝撃の言葉を告げた。
「くう。このひと、おそわれた」
固まる麗水。鳴り響くパトカーのサイレン。かけられる冷たい手錠…… 深海恭平、意識を取り戻してからわずか数分にして、早くも社会的危機――!
恭平の幼馴染みだというパワフルスポーツガール、『保城麗水』。 都会から観光にやってきたという同世代の女の子、『天竺天音』。 そして、可愛らしいその鳴き声にちなんで『くーこ』と名付けられた、 サメっぽい見た目の女の子―― …